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T型フォードにつぐ自信作
FORD GRANADA
イギリスフォードの数多いモデルのなかで、そのトップに位置するのがフォードグラナダであり、そのグラナダのいくつかのバージョンのトップに位置するのがグラナダギアである。つまり、グラナダギアは、イギリス フォードの最高級車であるわけだ。そして同時にそれは、ドイツフォードの最高級車でもある。なぜなら、グラナダギアは英独フォード製品共通化の一環としてつくられているからだ。
グラナダは、イギリスにおいては、ゼファー/ゾディアックの市場をうけついで1972年春にデビュー、廉価版のコンサルもあったが、75年にはすがたを消し、現在はグラナダのみにまとめられている。ローヴァーやトライアンフのサルーンがこれのライバルだ。 グラナダには、4ドアセダンと2ドアクーペがあり、エンジン容量により、2000、2500、3000の3種にわけられる。ギアは、フォード社傘下のイタリアのギア社がボディを設計・製作した最上級の3000である。エンジンはV60HV、140馬力で、3段オートマチックが標準でつく。 なお、アメリカフォードも74年4月にグラナダを発表しているが、こちらのほうは、英独のグラナダよりもひとまわり大きい、いわゆるデラックス コンパクトである(標準型は3.3L直列6気筒エンジン搭載)。
エンジン
前置き60°V6水冷式-2994t
最高出力:140HP/5300rpm
最大トルク:24sm/3000rmp
動力伝達機構
トルクコンバーターとプラネタリーギヤーによるフォードC4型オートマチックトランスミッション
懸架方式
前輪−独立ウィッシュボーン
後輪−独立セミトレーリングアーム
ステアリング
ラック&ピニオン式
ブレーキ
ディスク(前)、ドラム(後)
日本メール・オーダー発行 世界自動車大百科(1982)より
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