| HOME | | historyTOP |         
MUSTANG History
1964-1968 初代マスタング  〜 伝説の始まり 〜
1969-1973 初代マスタング  〜 ハイパワー化と時代の流れ 〜
1974-1978 2代目マスタング 〜 原点回帰 〜
1979-1993 3代目マスタング 〜 スポーティー路線の強化 〜
1994-2004 4代目マスタング 〜 日本導入と大ヒット 〜
2005-            〜 新たな伝説の始り 〜
1960 Leelacocca(リー・アイアコッカ) ・マスタング生みの親と言われる。フォード・モーター・カンパニーの販売プロモート部門のエース。若干35才で副社長に就任。『若者達は、所有すること自体がファッショナブルで、走りの楽しいコンパクトな2ドアを望んでいる』という当時としては非常に革新的な持論で、新型の開発をスタートさせた。


1962 コンセプトカー『マスタングI』発表


1963 コンセプトカー『マスタングU』発表


1964 ニューヨーク・ワールド・フェアで
『マスタング』を発表(4/17)
・自動車史、産業史に残る驚異的な大ヒットとなる。
・発売1週間で全米のフォードディーラーに400万人以上が来店した。
・シカゴでは警察が出動するほどのパニックになる。
・発売初日のオーダーは22000台。
・発売1ケ月で10万台以上を販売。(1日当り、3300台以上の販売)
・発売後わずか1年11ケ月で100万台を販売した。

・この年すでにレース界にも登場。
 しかし、当時米国にはこのクラスを対象としたメジャーなレースが無かった
 ため、先ず欧州のレースに参戦した。
・1964年度ツール・ド・フランス・ラリーでのクラス1−2フィニッシュをはじめ、
 欧州のツーリングカーレースで活躍。
・一方米国では、インディアナポリス500レースでペースカーに選ばれた。


1965 伝説の名チューナー、キャロル・シェルビーとコブラ・マスタングプロジェクトを立ち上げる

SCCA(スポーツ・クラブ・オブ・アメリカ)へ参戦すべく、シェルビーGT350を開発しレースに参戦、活躍した。


1966 米国レース開催 ・この年に始まった米国レース、SCCA Trans-Amシリーズで全7戦中4勝敗を収め、マニファクチャラ・チャンピョンを獲得した。

タイヤに座っているのが、キャロル・シェルビー
左端がマスタング・ドライバーのジェリー・タイタス

・発売以来、初代マスタングは年平均58万台以上の販売を記録。
・2ドアボディしか持たないスペシャルティーカーが年間50万台以上販売するのは奇跡的な数字といわれた。


1967 マスタングの頂点はここに ・1967年型は'60年代のマスタングのデザインの頂点にあると言われている。
・ファーストバックモデルのリアは、トランクリッドまで連続する流麗なデザインに変更された。

・2年目となる、SCCA Trans-Amシリーズでタイタスの駆るシェルビー・マスタングが大活躍。
・2年連続マニュファクチャラー・チャンピョンを獲得。


1968 排ガス規制に立ち向かう ・カリフォルニアをはじめとする一部州での排気ガス規制に対応するため、主要エンジンのパワーダウンが行われた。
・しかし一方で、マスタングの高性能イメージを維持するため、428マスタング・コブラ・ジェット(335HP)が追加された。
※428とは排気量428キュービック・インチ(約7,013cc)を意味する。


1969 初めてのビッグマイナー キーコンセプトながら、ボディー外販は一新され、よりボリューム感のあるスタイルとなった。
それまで、特定のグレードを持たなかったがこの年から豪華仕様のグランデ、プレミアム・スポーツのMach1、レース仕様のBOSSなどがグレードとして設定された。

BOSS 302
BOSS 429
 BOSSシリーズ誕生の背景
・1969年型マスタング開発のとりまとめをしていた”バンキー”こと、クヌッセンはレース・カー  のイメージをそのまま反映した市販グレードを設定することで、マスタング全体のイメージ   アップを図ろうとした。
・当時既にレースカーである「Shelby Mustang」は存在していたが、Shelbyは「シェルビー・ア メリカン」がチューン・UPした車であり、高価で希少なモデルであった。


マスタングBOSSシリーズ
・レースで活躍している車と同じクルマを、より多くの人が手に入れること   が出来ることを 目指し開発された。

・シボレーでカマロを成功させた、”バンキー”こと、シーモン・クヌッセンと、デザイナーのラリー・シノダがGMからフォードに移籍し、その開発の中心を担った。
・「Shelby」がチューナーとの共同開発/生産であったのに対し。「BOSSはフォードが開発/生産するレースカー」であった。
シーモン・E・クンッセン
愛称:バンキー
ラリー・シノダ
Larry Shinoda

・従来のファストバック”スポーツルーフ”と呼ぶようになり、それをベースによりアグレッシブな外観を持つ、プレミアム・スポーツグレード「Mach1」が投入された。
一般的には「マッハ・ワン」と発音されるが英語に忠実に発音すると「マック・ワン」となりる。


1970 希少なモデル ・フロントマスクを4灯ヘッドライトから2灯に変更し、また、空力のスペシャリスト、ラリー・シノダの 手によって無駄なダクト類を廃止し、シャープな印象の外観になった。
・このデザインは1年限りとなったため、現在は希少なモデルとなっている。


1971 ビッグ・マスタング登場 ・バンキーが中心となり、マイナーチェンジを実施。
・ホイールベースを1インチ長くし、より大きくフラット感を強調したデザインを採用。全長480p、全幅188pを超え強烈なインパクトを市場に放つ。
・その風貌から通称、ビック・マスタングと呼ばれた。
1971年〜1973年までこの”ビッグ・マスタング”を販売するが、「排気ガス規制の強化」、「オイルショック」、「保険料の高騰」などを背景に、マスタングは次世代へと生まれ変わって行く。


1974 時代は2代目マスタングへ ・原点回帰をテーマに開発された、2代目マスタングが発表。(通称:マスタングU)
・アメリカではオイルショックによる大型離れがあり、ボディサイズと排気量をダウンサイジングしたマスタングUは好評であった。(4気筒もでるも登場した)
・マスタングUは、ロングノーズ/ショートデッキ、3分割リアコンビネーションランプなどの伝統のフォルムを持ちつつ、”コーク・ボトル・ライン”など当時の流行を巧みに取り入れた。
・デザインは社内のスタイリングスタジオと、1970年にフォード傘下に入ったイタリアのカロッチェリア「GHIA」との共同製作であった。
・ラグジュアリーな上級グレード”GHIA”が設定された。

キャビン後半部をビニール・レザートップで覆っているのがGHIAの特徴


1976 CobraUパッケージ追加 ・原点回帰の一環として、初代マスタングのイメージリーダーであった、Shelby GT350を彷彿(ホウフツ)させるCobraUパッケージを追加。


1977 Tバールーフの投入 ・当時、アメリカでは安全性への関心が高まり、一時的にコンバーチブルが消えていたが、開放感と安全性を両立させた「Tバールーフ」を投入し話題となる。


1978 King Cobraを追加 ・初代マスタングを彷彿(ホウフツ)させるCobraUに対し、より現代的なスポーティイメージを追求したKing Cobraを追加した。
ボンネットには巨大なコブラのイラストと、パワーバジルを装備。


1979 3代目マスタング
 〜 スポーティー路線の強化 〜
・時代が大きく変わった80年代到来に合わせ、歴代のモデルのイメージを一新させる革新的デザインで登場。
・流行に即した直線を基調とした「ユーロデザイン」を採用した。

マスタング初となる、ターボエンジンも追加された。


1983 コンバーチブルの復活 ・前年のV8エンジンの復活と共に、マスタングの本来持つもう一つの魅力であった、コンバーチブルモデルが、10年ぶりに復活した。
・電動トップと強化ガラス製リア・ウインドーを装備し、オープンの爽快感とクーペに匹敵する実用性を両立した。


1984 マスタングSVOを投入 ・排ガス規制などにより低下していたスポーティーモデルの人気復調を予感し、マスタング生誕20周年に合わせ、マスタングのハイパフォーマンスモデル「SVO」を投入した。
(SVO:スペシャル・ビークル・オペレーション/フォードのモータースポーツ部門がプロデュース)
当時の最先端技術(5速トランスミッション、LSD等)を採用した本格的なスポーティモデル(200HP))


1987 スポーティー路線を更に強化 ・スポーティー路線を更に強化すべく、マイナーチェンジを実施。よりマシッブ(筋肉質)なエクステリアデザインとなった。
・アメリカにおいて大排気量V8エンジンを搭載したFRモデルは数少なくなり、全米のレーシングスクールでも多く採用され、スポーツドライビングマニアの憧れとなった。


1993 SVTコブラを投入 ・スポーティイメージを確固たるものとすべく、SVTコブラを投入。足回りは元F1チャンピョンのジャッキー・スチュワートがチューニングを施した。
・15年というロングセラーとなった3代目の集大成モデル。
(SVT:スペシャル・ビークル・チーム/1991年に発足した高性能車開発チーム)
ジャッキー・スチュワート
※写真はGT


1994 4代目マスタング
〜日本導入と大ヒット
・マスタング誕生30周年となる1994年に4代目が登場。
・現代的にアレンジされた初代マスタングのディーテールを折込まれた。
・デビュー同年の5月より日本でフォードジャパンが正規に発売開始。


1996 「コブラ」 日本上陸 ・フォードジャパンが限定50台で「コブラ」を日本へ導入した。
・280HPの自主規制のある日本メーカーでは実現不可能なスペック309HPを実現。
※現在馬力自主規制は撤廃されています。



2002 ・長年のライバルであった、シボレー・カマロ、ポンティアック・ファイアーバードが生産中止となる。
・マスタングの「NO.1アメリカン・スペシャルティー・カー」としての座は不動のものとなる。


2005 New MUSTANG
〜新たな伝説の始まり〜
・最新テクノロジーを身にまとい、大胆で美しいスタイルとエキサイティングな走りを実現した、「マスタングらしい」MUSTANGが5代目として世界デビュー。


2006 待望の日本導入 ・フォードジャパンが正規に発売開始する。
   
 
2010 マスタングらしさを継承しながらのビッグマイナー
         
       
         

   
このページのトップへ戻る
Copyright (C) 1999-2012 yaomasu